今回は北海道・網走周辺をレンタカーで巡った旅の記録を綴ります。
道東って広いし、移動が大変なイメージがあるかもしれませんが、車があれば自由気ままに絶景ポイントを回れるのでおすすめです!
私は今回3泊4日で網走市を拠点に、美幌峠、硫黄山、能取岬など自然の名所をまわりながら、オホーツク流氷館や北方民族博物館といった文化施設にも立ち寄ってきました。
どのスポットも個性的で、振り返ると「北海道の奥深さって、こういうところにあるんだなあ…」としみじみ。
それでは、旅の思い出を順を追ってご紹介します!
網走旅行①網走監獄
旅のスタートは、北海道といえば!な定番観光地「網走監獄」から。女満別空港付近でレンタカーを借りて、車で約30分。
ここ、正直想像してた以上に見応えがあってびっくりしました。
赤レンガの建物が当時のまま残っていて、当時の囚人たちの生活や、北海道開拓の歴史と深く結びついていたことがリアルに伝わってくるんです。
寒さや労働の過酷さを再現した人形の展示にはちょっとゾッとする部分も…。でも、それだけに「この地に生きた人々の物語」をちゃんと知れて、心に残る時間でした。
空港に到着した時間もあり、初日は網走監獄だけで観光は終了しました。
網走旅行②美幌峠
2日目の始まりは美幌峠に向かいました。網走駅前のホテルから車で約1時間20分。
美幌峠の頂上から眺める屈斜路湖の景色がもう……圧巻です。天気に恵まれたのもあって、湖と山々がどこまでも広がっていて、風も空もぜんぶが雄大。
思わず深呼吸したくなるような空気の清々しさ。
こういう景色を見るたびに「旅に出てよかったなあ」って思います。
到着したばかりの時は湖に霧が出ていて、まるで雲海の様な絶景でした。
網走旅行③硫黄山
お次は「地球の力」を感じに硫黄山へ。美幌峠から車で約30分。
ここ、ほんとにすごい。あちこちから蒸気がゴォォ…と噴き出してて、まるで生き物みたい。
あたりは硫黄の匂いが立ちこめてるし、足元から熱が伝わってきそうな迫力がありました。
無機質な岩肌に、白や黄色の結晶が浮き出ていて、まるで別世界に来たみたい。
この地球の“鼓動”を間近で感じられる場所、なかなかないですよね。
網走旅行④能取岬
自然続きの流れで、次に向かったのは「能取岬(のとろみさき)」。硫黄山からオホーツク海沿いに車で約1時間半。
岬の先にぽつんと立つ灯台と、広がる海の景色が印象的な場所です。
訪れたときは人も少なくて、波の音と風の音だけが響いていました。
どこまでも広がる水平線をぼーっと眺めていると、心がふっと軽くなるような感覚に。
何もないからこそ味わえる、贅沢な静けさ。
この場所もまた、網走の魅力を静かに教えてくれるような気がしました。
2日目の観光はここで終了。
網走旅行⑤オホーツク流氷館
3日目はオホーツク流氷館から。網走駅前のホテルから車で約30分。
今回は4月に来たこともあり、生の流氷は見ることができなかったのでオホーツク流氷館に行きました。
でも、ここでは本物の流氷が展示されていて、氷点下の部屋でその冷たさを体験できたり、流氷の上を歩くアザラシの映像が見られたりと、けっこう臨場感ありました。
次こそは、生で流氷を見たいなと心の底から思いました。
実際の流氷を見たい場合は、2月の下旬から3月の上旬に来るのをオススメされました。風などの影響も受けるので、100%見られる保証な無いそうです。
網走旅行⑥北方民族博物館
旅のラストは、少し知的な時間を過ごしたくて「北方民族博物館」へ。オホーツク流氷館から車で約5分。
ここではアラスカやシベリア、カナダなど寒冷地に暮らす民族の暮らしや文化を紹介していて、とても興味深かったです。
衣服の素材や道具の作り方など、どれも自然との共存を考えさせられるものばかり。
動物の骨や皮を余すところなく使う生活の知恵に、「人間ってすごいな…」と素直に感心しました。
立地的に網走監獄・オホーツク流氷館・北方民族博物館が近いので、まとめて訪れる方が効率はいいかもしれません。
網走旅行まとめ
こうして振り返ってみると、今回の旅は「人と自然」がテーマだった気がします。
監獄の歴史に触れ、雄大な自然に心を奪われ、野生の動物に出会い、文化を学ぶ――。
一言で網走といっても、そこには驚くほど多彩な表情があって、どこに行っても飽きることがありませんでした。
次はぜひ、流氷が海を覆う冬の時期に訪れてみたい。
あの真っ白な景色の中に立てたら、きっとまた新しい発見があるはずです。
読んでくださってありがとうございました。
みなさんも、ぜひ網走の旅へ出かけてみてください!